2020.10.18

SDGsの理解を深める本を紹介します

最近よく耳にするSDGs。
皆さんは、SDGsについてどこまでのことを理解していますか?
内容も様々あり、難しく理解ができていないって方も少なからずいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、SDGsについての理解を深める為に読むべきおすすめの本をいくつかご紹介します!

この一冊を読めばSDGsについて理解できるでしょう♪
 

SDGsとはなにか


SDGsって言葉を聞いたことがあるけど、意味までは分からないって方もいると思います。

SDGsとは、「Sutainable Developmenr Goals(持続可能な開発目標)」の略です。
SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択されたもので、2016年~2030年の15年間で達成するための目標です。
15年間で達成するべき大きな目標は合計で17個あります。
またそれら一つ一つに約10個ほどのターゲットが存在しており、合計で169個のターゲットが存在します。

SDGsについて理解を深めるために読むべきおすすめの本をご紹介します!
 

SDGs全体について理解を深めれるおすすめの本はこちら

■明解!中小企業のためのSDGs経堂

著者:越川智幸
出版社名:梓書院

【あらすじ】
中小企業こそSDGsに取り組むべき!?国連が掲げたSDGs(持続可能な開発目的)の導入は、中小企業にこそ役立つ!
SDGs経営から始まる、永続する優良企業への道。

【目次】
・第1章 そもそもSDGsとは?(SDGsは世界共通の目標
・SDGsの重要性
・SDGs推進、始まる―日本におけるSDGsの取り組み“行政編”
・大企業はなぜSDGsに取り組むのか―日本におけるSDGsの取り組み“企業編”)
・第2章 SDGsが中小企業を強くする(中小企業におけるSDGsの認知度
・中小企業がSDGsに取り組むべき3つの理由
・SDGs導入によるメリット
・SDGsの実践法
・SDGs導入3つのアプローチ)
・第3章 中小企業SDGs 経営の実践事例(SDGs経営のメリット
・アプローチ法別実践事例)
・第4章 SDGsで経営革新!(経営革新計画で先を見通す経営を
・経営力向上にも役立つSDGs
・低利融資や補助金等のチャンスも)
・第5章 これからのSDGs(求められる企業・考え方
・SDGs実践時のサポート先
・SDGsの今後の展望)

【おすすめのポイント】
中小企業がSDGsに取り組むべき内容がギュッと詰まっている一冊です。
この一冊を読めばあなたが務めている企業が今後どのようなことに取り組むべきかが一発でわかる本です。

書籍についてはこちらをチェック!
明解!中小企業のためのSDGs経堂

 

■全国データSDGsと日本 誰も取り残されないための人間の安全保障指標

編著:高須幸雄
出版社名:明石書店

【あらすじ】
90あまりの指標データから地域ごとの課題を可視化。

【目次】
・第1部 日本の人間の安全保障指標(SDGs指標との比較と指標別ランキング
・都道府県別指数
・アンケート調査による主観的評価
・都道府県別プロフィール)
・第2部 取り残されがちな個別グループの課題(子ども
・女性
・若者
・高齢者
・障害者
・LGBT
・災害被災者
・外国人)
・第3部 結論と提言(日本の人間の安全保障の課題
・誰も取り残されない社会を作るために)

【おすすめのポイント】
目次を見て分かる通り、地域活性化の内容が詰まっている一冊です。
この一冊からは、地域ごとの課題や問題点を解決してくれる道しるべになることでしょう。
 

【SDGs 貧困をなくそう】理解を深めるおすすめの本

■貧困と格差 ピケティとマルクスの対話

著者:奥山忠信
出版社名:社会評論社

【あらすじ】
1960年代から70年代にかけて培われた幻想―資本主義における完全雇用と福祉社会の実現―は打ち砕かれた。
ここに階級社会としてのマルクスの資本主義観とピケティの警告する21世紀の資本主義の下での格差社会とがむすびつく。
『資本論』と『21世紀の資本』を基本素材として、新自由主義の展開と破綻がもたらした現代世界の危機の構造を読み解く。

【目次】
・第1章 格差の時代
・第2章 r>gを読み解く
・第3章 ピケティとマルクス―マルクスの反論
・第4章 理解できない国、日本
・第5章 ピケティとマルクスで読むアベノミクス
・第6章 貨幣の謎
・第7章 日本経済のピケティ現象
・第8章 日本経済への提言
・終章 我亡き後に洪水は来たれ

【おすすめのポイント】
1960年~70年に培われた「資本論」と「21世紀の資本」を素材として書かれた一冊です。
目次を見て分かる通り、現代の世界の危機の構造を読み解ける一冊となっております。
幻想∼資本主義の内容がお好きな方にぴったりの一冊です。
 

■貧乏人の経済学 もういちど貧困問題を根っこから考える

著者:A・V・バナジー
出版社名:みすず書房

【目次】
貧困研究は、ここまで進んだ。単純な図式(市場vs政府)を越えて、現場での精緻な実証実験が明かす解決策。

【目次】
・もう一度考え直そう、もう一度
・第1部 個人の暮らし(10億人が飢えている?
・お手軽に(世界の)健康を増進?
・クラスで一番
・パク・スダルノの大家族)
・第2部 制度(はだしのファンドマネージャ
・カブールから来た男とインドの宦官たち
・レンガひとつずつ貯蓄
・起業家たちは気乗り薄 ほか)

【おすすめのポイント】
貧困研究の進み具合、市場VS政府など、様々な問題について書かれている一冊です。
貧困問題について考えさせられる本です。
 

【SDGs 餓死をゼロに】内容を理解するためのおすすめの本

■食卓から地球環境がみえる 食と農の持続可能性

編著:湯本貴和
出版社名:昭和堂

【あらすじ】
アメリカが旱魃になれば日本人は飢え死にする!?だれにとっても身近な「食」をとおして地球環境問題を考える。

【目次】
・第1章 人間にとってのおいしさ
・第2章 日本列島に住む人々は何を食べてきたか
・第3章 日本の食卓はいま
・第4章 「食」の現状―人類史上の位置
・第5章 農業・漁業の持続可能性を問う

【おすすめのポイント】
「食」を通した環境問題について詳しく書かれている書籍です。
私たちの食生活における内容が詰まっているので一度は読んで頂きたい一冊です。
 

■フードバンクという挑戦 貧困と飽食のあいだで

著者:大原悦子
出版社名:岩波書店

【あらすじ】
まだ十分安全に食べられるのに、ラベルの印字ミスや規格に合わないなどの理由で生まれる大量の「食品ロス」。
その一方で、たくさんの困窮する人々や食べられない子どもたちがいる。
両者をつなぎ、「もったいない」を「ありがとう」に変える、フードバンクという挑戦が日本各地で徐々に広まりつつある。
携わる人々の思いと活動の実際、これからの課題をわかりやすく示す。

【目次】
・第1章 なぜ、いまフードバンクか(捨てられる食べ物
・ほんとうの「期限」とは? ほか)
・第2章 フードバンクの誕生―アメリカ大量消費社会のなかで(フードバンクの父
・マーケットがやってくる ほか)
・第3章 フードバンク、日本上陸(それはひとりのアメリカ人から始まったいつも腹ペコの子ども時代 ほか)
・第4章 日本に根づくか、フードバンク(地産地消型のフードバンク
・フードバンクでは「食べられない」? ほか)
・フードバンクその後、そしてこれから(貧困が見えてきた変わらない現実 ほか)

【おすすめのポイント】

フードバンクに挑戦する日本。
フードバンクに携わる人々の思いや活動の実態がギュッと詰まっている書籍です。
食品ロスについて理解を深められるのでぜひ読んでみてください!
 

【SDGs すべての人に健康と福祉を】おすすめの本

■まちづくりとしての地域包括ケアシステム 持続可能な地域共生社会をめざして

編著:田城孝雄・内田要
出版社名:東京大学出版会

【あらすじ】
少子高齢・人口減少社会における総合的なまちづくり。産業、医療、交通、住宅、コミュニティ。

【目次】
・第1部 先進事例にまなぶ
・中山間の小さな拠点:高知県の集落活動センター
・病院の再編・統合と地域づくり:山形県における取り組み
・地域での調剤情報共有とデータ二次利用:長崎県五島市の取り組み)
・第2部 持続可能な地域づくり(持続可能な地域経済の実現:岡山県真庭市の木質バイオマス利活用
・持続可能な地域を支える医療・介護
・公共交通を守り、育てる
・地域に根差した新たな住宅政策の展開:住宅地と空き家の未来と近居
・実践コミュニテイの形成:宮崎文化本舗のネットワークと熊本宮原の子ども記者クラブ)
・座談会 人々の暮らしを地域で守る
・付録 地域活性化、地域再生、地方創生、持続可能社会への潮流

【おすすめのポイント】
少子高齢化における地域密着型ケアサービスなどについて書かれている書籍です。
総合的なまちづくりについて分かりやすくまとめられている一冊です。
 

■医療危機 高齢社会とイノベーション

著者:真野俊樹
出版社名:中央公論新社

【あらすじ】
国民皆保険制度のもと、日本の医療は「費用」「受診しやすさ」「治療の質」の点で、世界でも高い水準にあった。
しかし高齢者の増加に加え、技術の高度化・一般化によって国民医療費は年間四〇兆円以上に及び、対GDP比で世界第三位となっている。
本書では、参考にしうる諸外国の医療改革を概観し、患者と医療者の取り組みを紹介。
技術面にとどまらない医療サービス全般のイノベーションにより、医療崩壊を防ぐ方策を示す。

【目次】
・第1章 危機を迎えた医療制度
・第2章 アメリカの医療改革に学ぶ(1)―医療制度に対するイノベーション
・第3章 アメリカの医療改革に学ぶ(2)―医療提供者からのイノベーション
・第4章 医療に求められるイノベーティブな視点―どんなものがあるのか
・第5章 医療イノベーションの萌芽―きらりと光るものを持っている新興国や小回りの利く国
・第6章 患者と医師に求められるイノベーション
・終章 医療の未来はどこにあるか

【おすすめのポイント】
高齢化社会について分かりやすく内容がまとめられている一冊です。
医療サービスについて全般的に書かれており、医療崩壊を防ぐための内容が詰まっています。
医療関係者にぜひ読んで頂きたい書籍です。
 

【SDGs 質の高い教育をみんなに】理解が高めるおすすめの本

■教育格差の社会学

編著:耳塚寛明
出版社名:有斐閣

【あらすじ】
「教育格差」から、教育の背後にある日本社会の実像とゆくえがみえてくる。
教育社会学の中心的なテーマである「教育の不平等」を切り口に、教育と社会のあり方を実践的に考える入門書。

【目次】
・第1章 学力格差の社会学
・第2章 カリキュラムと学力
・第3章 教育機会の均等
・第4章 学校から職業への移行―1990年代後半以降の日本社会における変容
・第5章 社会化と逸脱
・第6章 ジェンダーと教育
・第7章 国際教育開発の社会学
・教育格差と福祉―子どもに対する支援制度の地域間格差をどう考えるか

【おすすめのポイント】
教育を受けられない・差別など、教育格差について考えさせられる書籍です。
目次を見て分かる通り、教育についてしっかりと内容が詰まっている一冊です。
 

■新しい「教育格差」

著者:増田ユリヤ
出版社名:講談社

【あらすじ】
学力低下、進路不安、学校不信、教員不平等など子どもの心が壊れていく…
公立校格差・学校間格差・生徒間格差・いじめのモラル格差・男女間格差など徹底検証!
お金をかけないと学力は伸びないか?子どもと教師の不平等を問い直す。「学び」の現場からの渾身レポート。

【目次】
・第1章 中高一貫校が生みだす「公立校格差」
・第2章 学校間・生徒間の格差
・第3章 教員間の格差
・第4章 校内暴力とモラルの格差
・第5章 携帯いじめと「共感力」の格差
・第6章 男女の格差
・終章 学力テストの歴史をひもとく

【おすすめのポイント】
教育格差における差別化やいじめ、男女差別などを問題視して内容をまとめている書籍です。
教育の格差をなくし、「学び」の場を平等に与えることについてのレポートがこの一冊に詰まっています。
 

【SDGs ジェンダー平等を実現しよう】おすすめの本

■Black Box

著者:伊藤詩織
出版社名:文藝春秋

【あらすじ】
信頼していた人物からの、思いもよらない行為。
しかし、その事実を証明するには―密室、社会の受け入れ態勢、差し止められた逮捕状。
あらゆるところに“ブラックボックス”があった。
司法がこの事件を裁けないのなら、何かを変えなければならない。
レイプ被害に遭ったジャーナリストが、自ら被害者を取り巻く現状に迫る、圧倒的ノンフィクション。

【目次】
・第1章 あの日まで
・第2章 あの日、私は一度殺された
・第3章 混乱と衝撃
・第4章 攻防
・第5章 不起訴
・第6章 「準強姦罪」
・第7章 挑戦
・第8章 伝える

【おすすめのポイント】
ノンフィクションで内容が書かれており、人種差別、性的虐待などについて本人が体験したことをそのまま書籍化。
性的虐待・暴力などについて考えさせられる一冊です。
 

■ジェンダー平等の経済学 男女の発達を担う福祉国家へ

著者:二宮厚美
出版社名:新日本出版社

【あらすじ】
ジェンダー論に新しい命を吹き込む力作!
マルクス主義の視点から基本的概念を整理し、ジェンダー・エクィティ(男女平等)への突破口を明示する。

【目次】
・第1章 現代日本のジェンダーをめぐる諸潮流と対抗関係
・第2章 ジェンダー論の基礎的概念と近代家父長制
・第3章 資本主義のもとでの近代家族と労働者家族
・第4章 家事労働とサービス労働
・第5章 ジェンダー視点の社会政策と資本主義の解剖
・第6章 男女平等の経済学と史的唯物論

【おすすめのポイント】
男女平等への突破口が書かれている書籍です。
ジェンダー論について詳しく理解を深めたい方におすすめの一冊です。
 

【SDGs 安全な水とトイレを世界中に】理解を深める本

■水ビジネスの世界 ポスト「石油」時代の投資戦略

著者:Steve Hoffmann
出版社名:オーム社

【あらすじ】
「水」は次の「石油」になるか?世界の水ビジネスを米国投資顧問が徹底分析。

【目次】
・第1部 水(水:生命と生活の前提条件
・世界の水事情
・公共財か、商品か、資源か?
・第2部 水への投資
・水道
・集中型水処理
・分散型水処理
・水インフラ
・水分析
・水資源管理
・第3部 21世紀の水
・資産クラスとしての水
・気候変動と水の循環

【おすすめのポイント】
石油に関する投資戦略がしっかりと書かれている書籍です。
目次を見て分かる通り、水ビジネスや投資、水処理などについて内容が詰まっている一冊です。
水ビジネスについて少しでも知識を高めたい方におすすめです。
 

【SDGs エネルギーをみんなにそしてクリーンに】おすすめの本

■光触媒が未来をつくる 環境・エネルギーをクリーンに

著者:藤嶋昭
出版社名:岩波書店

【あらすじ】
毎日、地球に届く太陽エネルギーを利用して、空気清浄にはじまり、
防汚・防曇、水の浄化、抗菌・殺菌など、私たちの暮らしのあらゆる場面で活躍する最新技術、光触媒。
その発見から、しくみ、応用技術までを第一人者である著者が数々の実験や豊富なデータをもとにわかりやすく解説する。

【目次】
・感動の瞬間
・触媒と光触媒
・まず環境問題への応用から
・酸化チタンのはたらき
・汚れない家
・空気がきれいになる
・光触媒の広がり
・部屋のなかで使いたい
・医療にも使えそう
・エネルギー問題へのチャレンジ
・ほんものの光触媒へ

【おすすめのポイント】
環境・エネルギーをクリーンにする新技術について書かれている書籍です。
その各実験から出た豊富なデータをもとに分かりやすく書かれているおり、誰でも内容を理解できる一冊です。
 

SDGsの理解がより深まるおすすめの本のまとめ

いかがでしたか?
SDGsへの理解がより一層、深めるおすすめの本をいくつかご紹介しました。
1冊読めば理解ができる!
読んで頂きたい本をまとめてあるのでぜひ読んでみてください。

参考サイトはこちら
SDGsを考え、行動するための本