SDGsのロゴとは?実例とともに紹介します!
SDGsロゴを皆さんは見かけたことがありますでしょうか?最近では、SDGsロゴを色んな場所で見かけることが多くなりました。
いざ、SDGsロゴを自社で使用するとなった場合、SDGsロゴの使用方法など分からないことが多いと思います。
そこで今回は、SDGsロゴとはどんなものなのか、実例を踏まえてご紹介します。
この記事を読めばきっとあなたもSDGsロゴについて理解が深まっていることでしょう!
SDGsロゴとはなにか?どんな種類があるのか?
SDGsロゴとは、簡潔にご紹介すると、「持続可能な開発目標」という文言をSDGsカラーホイールと組み合わせたものがSDGsロゴです。
国連本部が一般的・特定的に連絡をしない限り、カラーホイールを含むSDGsロゴと17の達成すべき目標アイコンは、2030年12月31日まで使用することが可能となっております。
この使用可能期限は、持続可能な開発目標を達成すべき期限に一致しているのです。
また、カラーホイールを含むSDGsロゴ、達成すべき17の目標アイコンは、SDGs刊行物との関連があれば、2030年12月31日以降も使用することができます。
SDGsカラーホイールはコレ!
円状にカラフルな色合いが組み合わさっているのがSDGsカラーホイールです。
この円状の中に「持続可能な開発目標」という文言を添えて掲載をします。
また、SDGsロゴには、形として縦型・横型があり、それぞれにカラー版・白色版・黒色版が6言語用意されています。
この指定されている形やカラーを変えることは国連本部によって禁止されています!
バージョン1、SDGsロゴ
SDGsロゴのバージョン1は、「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」の文言の上または左に国連のエンブレムをあしらったものです。国連の部局・基金・計画・ならびに国連システムのその他の補助機関および組織のみが使用できるSDGsロゴです。
そのため、参考となる画像を掲載することができません。
バージョン2、SDGsロゴ
SDGsロゴのバージョン2は、「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」の文言のみからなるもので国連のエンブレムの掲載がないものです。こちらのSDGsロゴは、国連システム以外が使用することができます。
なので、一般的に見かけるSDGsロゴはこちらのバージョン2のSDGsロゴとなります!
こちらの一般的なSDGsロゴと数字が入ったものは何が違うのかと思われる方もいらっしゃることでしょう。
そちらは「SDGsカラーホイール」「達成すべき17の目標アイコン」なのでSDGsロゴではありません。
達成すべき17の目標アイコンってどんなもの?
達成すべき17の目標アイコンとは、SDGsの17目標に関わるアイコンのことです。
こちらの17のアイコンは、ピットグラムで制作されており、字が全く読めない方でも分かるように作られています。
17の目標アイコンは、カラー版以外に反転カラー版の使用が認められています!
こちらも使用許可が出ているカラー以外は、基本的に使用禁止となっています。
17の目標アイコン、反転カラー版について
反転カラー版の使用は国連本部によって認められていますが、国際連合広報センター内にダウンロード用の画像が用意されていません。もし、使用をしたい場合は、国連本部に問い合わせてみるといいでしょう!
ただ、国連本部に問い合わせる場合、本文すべてが英語でなければなりません。
国連本部公式サイトはこちらから
知っている人が少ない!動く17の目標アイコン
達成すべき17の目標アイコンには、静止画像と実は、動く17の目標アイコンの2種類があるんです。これは知る人知るという情報です!
こちらの動く17の目標アイコンは、国連公用語である、英語・フランス語・スペイン語・中国語・ロシア語・アラビア語の6か国語に対応しております。
国連本部のWEBサイトへアクセスをし、ページ中ごろの「SDG POSTER AND INDIVIDUAL GOALS FOR WEB AND PRINT」の下に並ぶ17のアイコンを探しましょう。
17の目標アイコンからダウンロードをしたものにマウスを合わせるとダウンロードボタンが表示されます。
SDGsロゴ・SDGsカラーホイール・達成すべき17の目標アイコンのダウンロードはこちらから!
SDGsロゴ・カラーホイール・17の目標アイコンは、国際連合広報センターから簡単にダウンロードして使用することができます。
ダウンロードサイトでは、日本語版20種類、英語版20種類の合計40種類のSDGsロゴなどをダウンロードすることが可能!
また、2019年8月にSDGsロゴが改定されている為、それ以前にダウンロードされた方は、ロゴの表示の確認をしてください。
SDGsロゴ 国際連合広報センターはこちらから
SDGsロゴの使用申請や許可ってどうやったらいいの?
SDGsロゴのバージョン2、SDGsカラーホイール、達成すべき17の目標アイコンは、下記の3点のようにSDGsに支援表明する際ののみ使用が許可されています。
・情報提供
・資金調達
・商業用途目的
情報目的での使用の場合は、非商業的で資金調達を意図しない使用のことを指します。
SDGsロゴ、SDGsカラーホイール、達成すべき17の目標アイコンは、情報目的での使用はでき、その際の国連による事前許可も、ライセンス契約の締結も必要ありません!
ただし、「資金調達」「商業用途目的」の場合、国連本部に申請および許可が必要となります。
その許可がいる2項目以外であれば、SDGsロゴは自由に使用することが認められています。
営利目的以外での使用は基本的に許可や申請は必要ありませんが、SDGsを普及させるために、SDGsロゴを使用したグッズを販売する際には、許可が必要となります。
また、SDGsの勉強会やセミナー・講演などを開催する際のチラシなどには自由に掲載することが可能です。
ただし、使用方法は、ガイドライン規定に沿っていることが大前提!
ガイドライン規定に違反しないように気を付けましょう。
資金調達目的での使用とは、SDGsを支援する活動の費用を賄うための資金の調達を意図する使用を指す。SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび17のSDGsアイコンは、このような資金調達目的で使用できるが、その際には国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結を必要とする。
許可が下りた場合、 当該主体は資金調達目的でSDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび/また は17のSDGsアイコンを使用する前に、適切なライセンス契約を締結しなければならない。
<商業用途>
商業用途での使用とは、SDGsをさらに広めるための営利主体による、または、商業的もしくは販促用商品および/もしくは製品における使用を指し、これは国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結によって認められることがある。
商業用 途でSDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび/または17のSDGsアイコン を使用する前に、適切なライセンス契約を締結しなければならない。
出典:国連広報公表ロゴガイドブックより 2019年8月版
国連本部にSDGsロゴの使用許可や申請方法はこちら!
1、メールの件名は「SDG LOGO/ICON REQUEST」とする。
2、アイコンやロゴの使用方法や用途を簡潔に示す。
3、アイコンやロゴの入ったサンプルや試作品を添える。
4、用途がSDGsの目的に合致していることを説明する。
5、サステナブルなビジネスの実践と素材について示す。
6、商品とSDGsの整合性を具体的に明記する。
国連本部に連絡をする場合、本文は基本的に英文となります。
SDGsロゴの使用方法と注意点いついて
SDGsロゴ(非国連主体用)の使用方法
SDGsロゴのカラー版について、基本的にロゴは、白またはライトグレー(薄灰色)の背景での使用のみとなります。よく見かける間違った使用方法は、デザインにこだわり、SDGsロゴに背景を白やグレー以外の指定外カラーを使用しているものです。
指定外カラーの使用は禁止されているので気を付けましょう!
SDGsロゴ(縦型・横型・白色版・黒色版)の使用方法
白色版のロゴは、持続可能な開発目標カラースキームのどの色を使用しても大丈夫です。白黒での表示(白黒広告1)の場合、ロゴは黒の背景でのみ使用することとされています。
黒色版のロゴは、白黒表示(白黒広告)の場合、黒色ロゴは、白の背景でのみ使用可能となっております。
SDGsロゴ+企業や団体ロゴの組み合わせ表示について
資金調達目的のみでの使用につき、非国連主体ロゴは、SDGsロゴ・SDGsカラーホイール・達成すべき17の目標アイコンよりも目立つように設定しなければなりません。SDGsロゴ・カラーホイール・17の目標アイコンに関する禁止事項はこちら!
SDGsロゴの禁止事項
下記、5項目のロゴ取り扱い事例は禁止とされています。1、アイコンをカラーホイール上に置かない。 |
2、アイコンをカラーホイール内に置かない。 |
3、SDGsロゴをカラーホイール内に置かない。 |
4、カラーホイールの要素の位置や大きさを変えない。 |
5、当該主体のロゴをカラーホイール内に置かない。 |
また、5つの項目の禁止事項はもちろんなのですが、時たま企業と国連本部が連携をしてカラーホイール内に別のロゴを入れている場合があります。
これは、絶対に勘違いしないで頂きたいのですが、決して許可なくカラーホイール内に別ロゴを入れるのは禁止されています!
達成すべき17の目標アイコンの禁止事項
アイコンが四角形の上に載る場合、この四角形は正方形にしなければならない。白のアイコンは、所定の色または黒色の背景に収めなければなりませんが、SDGsアイコンの色は変更してはいけません!
カラー版の場合
アイコンが四角形の上に載る場合、この四角形は正方形としなければいけません。
白のアイコンは所定の色(アイコンごとに定められた色)または黒色の背景に収めなければなりません。
SDGsアイコンの色は変更してはいけません。
白黒版の場合
アイコンが四角形の上に載る場合、この四角形は正方形にしなければいけません。
白のアイコンは所定の色(アイコンごとに定められた色)または黒色の背景に収めなければいけません。
反転カラー版の場合
各アイコンの色を反転させる場合は、背景を白色とする。
アイコンの色を反転させる場合、黒や色付きの背景は使えません。
SDGsアイコンの色は変更はできません。
基本的な禁止事項は下記の9つです。
1、拡張したり、押しつぶしたり、歪めたりしない。 |
2、要素の位置を変えない。 |
3、陰付けをしない。 |
4、トリミングしない。 |
5、四角形以外の背景に収めない。 |
6、アイコン間で色を交換しない。 |
7、アイコンの色を変えない。 |
8、突き出したり、斜角を付けたりしない。 |
9、活字書体を変えない。 |
SDGsロゴについてご紹介しました。
いかがでしたか?SDGsロゴ・SDGsカラーホイール・達成すべき17の目標アイコンについてご紹介しました。
SDGsロゴを使用する場合、国連本部が定める規定に沿って使用をしましょう。
最近では、ガイドラインを守らずに使用しているSDGsロゴが増えてきているそうです。
そのような違反が少しでも減っていくことを願うばかり!
もしSDGsロゴの使用にあたって分からないことがあれば勝手に使用するのではなく、国連本部や国際連合にお問い合わせをしてみてください!
今回、ご紹介した内容はこちら!
・SDGsロゴとはなにか?どんな種類があるのか?
・達成すべき17の目標アイコンってどんなもの?
・SDGsロゴ・SDGsカラーホイール・達成すべき17の目標アイコンのダウンロードはこちらから!
・SDGsロゴの使用申請や許可ってどうやったらいいの?
・SDGsロゴの使用方法と注意点いついて
・SDGsロゴ・カラーホイール・17の目標アイコンに関する禁止事項はこちら!
参考サイト:SDGsロゴの使用許可とルール|営利目的や商業用途の見極め方