2020.11.02

SDGsのために私たちができる取り組みとは?

1.貧困をなくそう 2.飢餓をゼロに 3.すべての人に健康と福祉を 4.質の高い教育をみんなに 5.ジェンダー平等を実現しよう 6.安全な水とトイレを世界中に 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 8.働きがいも経済成長も 9.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
SDGsは、2015年に国連サミットで採択され、翌年2016年から2030年の15年間で達成すべき17の目標と169のターゲットを定めたもの。

▼SDGsの目標とターゲットはこちら
ノハム|SDGsの目標とターゲットまとめ!ロゴと共に紹介します

国際社会が抱える環境や人、社会における問題の解消、すなわちSDGsの目標達成には、政府や企業だけでなく私たちの意識改革と行動が必要不可欠!
この記事では、SDGs目標達成のために私たちにできることをご紹介します★

▼日本政府の取り組みについてはコチラをどうぞ!
外務省|日本政府の取組
gooddo マガジン 社会課題やSDGsに特化した情報メディア|SDGsに対する日本の取り組み事例を紹介!私たちにできることとは
 

■SDGs目標達成のために私たちがスグにできること!

できること
SDGsが目標に定めている項目はどれもスケールの大きいことに感じますよね。
でも、私たちができる支援もたくさん!
ここからは、私たちがスグにできるSDGsの取り組みについてまとめます♬
 

〇エコバッグを持とう!

プラスチック削減と環境保全のために、2020年7月からはじまったレジ袋有料化。
家計に影響を与えるとして大きな話題になりましたね。
 
無料のまま(対象外)のレジ袋も!
全てのレジ袋が有料になっていると思いきや、実は有料化の対象になっているのはプラスチック製の買い物袋のみ。生分解性プラスチック100%のものやバイオマス素材の配合率が25%以上のもの、また、紙製や布製の袋は対象外となっています。

レジ袋が有料となったことで、エコバッグを持ち始めたという方も多いハズ!
しかし、まだまだレジ袋を持っていないという方も多いのが現状です。
以下は環境省の調査をまとめたもの。
 
エコバッグ普及率
男性のエコバッグ普及率 5割
女性のエコバッグ普及率 8.5割

レジ袋には環境にダメージを与える化学物質を含んでいることも問題となっていますが、注目するべきは“ゴミ”の問題です。

ゴミとして捨てられる多くのプラスチックが海に行きつくとされており、すでに1億5000トンものプラスチックゴミが海に漂っています。
2050年には海にいる魚の重さよりもプラスチックゴミの方が重くなるとの予想も・・・

レジ袋をやめてエコバッグを持つだけで立派な社会貢献と言えますね♪

環境省では、レジ袋チャレンジを実施中です!
 
レジ袋チャレンジとは
「レジ袋をもらわない人の割合を6割に!」を目標に、エコバッグ普及に取り組む環境省によるキャンペーンです。

▼関連サイト
環境省|レジ袋チャレンジとは

まだエコバッグを持っていないという方は、是非お気に入りのエコバッグを見つけてみてください。
 

〇ワークショップやイベントの開催

習い事
先進国、開発途上国を問わず、SDGsでは教育に関する目標も掲げています。

▼目標4『質の高い教育をみんなに』についてはこちら
ノハム|SDGsの目標4とは?意味や事例について解説します

教育というと学校での勉強のイメージがありますが、体験もそのひとつ。
学校では学べない、または学校で習う授業に幅を持たせる取り組みは、企業を含め、多くの方が実践している活動なんですよ♪

日本には、表面上では分かりにくい相対的貧困が多いことが問題に。
 
相対的貧困
世帯の所得が、国の平均的な所得の半分に満たない状態のこと。

同世代のお友達と同じような教育的体験ができない子供は少なくありません。
 
子供の貧困率(2019年公表)
13.5%(17歳以下の子供、7人に1人の割合)

日本の貧困はひとり親世帯に多いとされています。

ワークショップや無料塾、体験型のイベントは、子供に習い事などをさせる経済的な余裕がない家庭や貧困に悩む子供の人格形成にも大きく影響します。
 

〇寄付や募金

街中でも目にする募金活動は、年齢や性別を問わずできる行動です。

日本で暮らす感覚があると、どうしても少ない金額の寄付に意味があるのかと疑ってしまいがちですが、11人が約60円の寄付をすれば、カンボジアの子供1人を1ヶ月学校へ通えるようにすることができちゃいます!!

ちょっとした買い物のときに渡される数十円のお釣りを募金したり寄付したりすることで、自分たちが思っている以上に世界中の子供の役に立ちます♬

お金での寄付に気が引けてしまう人は、書き損じたハガキや新品の切手を使った寄付も◎

▼ハガキでの支援について
日本ユネスコ協会連盟|身近なモノで支援する

捨ててしまうモノ、タンスの肥やしになっているものが役に立つって素敵ですよね。

なにを支援する団体に寄付するのか、またどういった取り組みをしている活動に募金するのかをしっかりと選ぶことも大切です。
 

〇フェアトレードやオーガニック製品を購入しよう!

フェアトレード
開発途上国では、先進国に商品を安く買い叩かれたり、生産者や労働者が正当な報酬が受け取れなかったりといったことが起きており、深刻化しています。

そこに現れた開発国支援の貿易システムがフェアトレードです!
 
フェアトレードとは
公正公平な取引のこと。
開発途上国で生産された商品を適正価格で買取り販売、また、生産者には正当な報酬が支払われることで、生活自立のための支援に繋がります。

最近、カフェやスーパーマーケットでも見掛けるようになったフェアトレード商品。
いつものアイテムをフェアトレードのものに変えるだけで支援になります♬
高品質なオーガニック系のものを商品に見合った価格で購入できるのでオススメです。
 

〇食品ロスを無くそう!

日本人1人当たりお茶碗1膳分の食べ物を捨てているとされる食品ロスは、私たちが意識して取り組まなければ改善しない難しい問題です。

食品ロスは食べられるのに捨ててしまう食べ物のこと。
飲食店で注文したものを残したり、賞味期限が近いけれど食べる予定が無いからとゴミの日に捨ててしまったり。また、ダイエット中だからとあえて食べ物を粗末にする人も。

国際連合は、2050年には人口が20億人増加されるとの予想を公表。

人口増加に伴って食料不足に陥ることが懸念されているため、食品ロスを防ぐこと、そして「必要な分を必要なだけ」という意識の改革は環境保全に欠かせないものです。

企業では、ベジタリアン・ヴィーガンといった今話題の植物性食品やオーガニック食品に注目しており、食品不足や環境への配慮をした取り組みが行われています♬

▼みんなが大好きなカップヌードルの“謎肉”に関する話題も!
ノハム|サスティナブルフードを楽しめるおすすめレストランを紹介します【東京】
 

■SDGs達成のためにできることまとめ

今回の記事では、SDGsの目標達成のために私たちにできることをご紹介しました。

【この記事でご紹介した内容】
  1. エコバッグを持とう
  2. ワークショップや無料イベントの開催
  3. 寄付や募金活動への参加
  4. フェアトレードやオーガニック商品を購入しよう
  5. 食品ロスをなくそう

すぐにできることから、意識的に行動しなければならないことまでありましたが、どれも効果的で地球環境を維持・改善するために必要なことばかりでしたね♪

安心して地球で暮らせる未来のための目標であるSDGsは、私たちひとりひとりの支援と行動が無ければ達成はできません。
みなさんも、自分の無理にならない範囲からSDGsな活動に取り組んでみてください★

以上、「SDGsのために私たちができる取り組みとは?」でした!