2020.12.14

SDGsに貢献できるおすすめジュエリーブランドを紹介します

「SDGsジュエリー」という言葉を聞いたことはありますか?

実際のところ、あまり耳馴染みのない方がほとんどなのではないでしょうか…

「SDGs」という言葉を聞いた方がある方はもしかしたら、ピン!ときている方もいらっしゃるかもしれませんね。
 

そこで今回は「SDGsジュエリーを提供しているブランド」に注目!

「SDGsって初めて聞いた…」という方でもわかるように、
・SDGsについて
・SDGsジュエリーとは何か
・おすすめのSDGsジュエリーブランド などを紹介するので、ぜひ最後までご覧ください☆

 

1まずはSDGsについて理解しておこう

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ)」の略。

日本語に翻訳すると「持続可能な開発目標」という意味になります。

「持続可能な開発目標」という言葉であれば電車の広告などでも見かけることがあるので、もしかしたら目にしたことがある方も多いかもしれませんね。

ではそんなSDGsとは具体的にどのようなものなのかをみていきましょう!

 

SDGsは世界で注目されている『世界共通の目標』

 

2015年9月の国連サミットで採択された世界共通の目標である「SDGs」は、2030年までを一区切りとして、国連に参加している国が各々この「SDGs」を達成しようと決定したのがはじまりです。

 

そして2015年の国連サミットで「SDGs」を採択した2年後である2017年にダボス会議でSDGsの巨大な経済効果が発表されます。その額12兆ドル!

あまりにも大きな経済効果に日本でもかなり大々的にニュースとして取り上げられたほどなんです。

その結果、日本ではこの「SDGs」を民間企業でも取り入れようという積極的な動きが始まります。

そして、今私たちが生活する中で「SDGs」という言葉を目にしたり、耳にする機会が増えたんですよ。


そんなSDGsの内容については大まかに17項目わけられています。

SDGsでは「誰も置き去りにしない」世界を目指して大きく17の目標が設置されているんです。

No

主題

副題

1

貧困をなくそう

あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

2

飢餓をゼロに

飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

3

すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

4

質の高い教育をみんなに

 

すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

5

ジェンダーを平等に実現しよう

ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを図る

6

安全な水とトイレを世界中に

すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する

7

エネルギーをみんなに そしてクリーンに

すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する

8

働きがいも 経済効果も

包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

9

産業と技術革新の基盤をつくろう

強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る

10

人や国の不平等をなくそう

各国内及び各国間の不平等を是正する

11

住み続けられるまちづくりを

包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

12

つくる責任 つかう責任

持続可能な生産消費形態を確保する

13

 気候変動に具体的な対策を

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

14

 海の豊かさを守ろう

持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する

15

陸の豊かさも守ろう

陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する

16

平和と構成をすべての人に

持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する

17

パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

 

2どうしてSDGsジュエリーが注目されているの?

SDGsジュエリーとは、地球にも、人も、将来のことを考えて、豊かで持続可能な社会を実現させるために考えられたジュエリーのことをいいます。

 

一概にダイヤモンドを使用しているからSDGsジュエリーではないといったようにはいえません。

それぞれのブランドがSDGsの目標達成のために貢献していて、その結果SDGsジュエリーが提供されているんです。

 

では、なぜ従来のジュエリーだと問題が多いのでしょうか?

 

一般的なジュエリーのデメリット


ジュエリーに必要なダイヤモンドをはじめとする宝石類を採掘する「金鉱業」

そんな金鉱業は鉱山をダイナマイトで爆発させて砕石させることで宝石を採掘するのが主流です。

 

ダイヤモンドを1カラット採掘するためには、

・炭素を57キロ排出

・477リットルの水を使用 されるといわれています。
 

このことをふまえて従来の金鉱業では問題があると指摘されていまいました…

ダイヤモンドを1カラット採掘するだけで大量の産業廃棄物と炭素を発生させてしまい、地球温暖化を進めてしまいかねません。これはSDGsの目標達成のためにはどうにかしなければいけませんよね…

 

もちろんそんな有害物質が漂う環境で採掘者たちは働かなければいけません。

それがどういうことなのかは想像はたやすいですよね。

劣悪な環境での労働は身を滅ぼしてしまう可能性も…

 

さらに、金鉱業の問題は「環境問題」だけではおさまりません。

 

ダイヤモンドが発掘される地域のほとんどは紛争地域です。

ダイヤモンドを出土するために紛争が起きてしまうことも多いんです。

紛争ということは、その場所をめぐって尊い命が犠牲になります。

私たちの身の回りで起きていないこととはいえ、これではあまりにも悲しいですよね。

 

またこれだけ危険を冒してダイヤモンドを採掘しているのにもかかわらず、生産者の元に入るお金は対等ではありません。

それ相応の対価が支払われていないことも少なくないです。

 

そんな従来のジュエリーのデメリットをどうにか解決するために「SDGsジュエリー」が注目されているんです。

 

そしてそんな「SDGsジュエリー」のひとつとして近年、合成ダイヤモンドに力を入れて開発しているブランドが多くなっています。

完全なる透明性!エシカルな輝きの合成ダイヤモンドが2020ヒット予測、サスティナブルを求める購買導線がジュエリー業界に革命を起こす!

合成ダイヤモンドのサスティナブルな可能性についてこちらの記事で紹介されているので、気になった方・詳しく知りたい方はこちらからチェックしてみてくださいね!

 

3SDGsジュエリーを販売しているおすすめブランド3選

ファッション業界で徐々に取り入れられているサスティナブル化。

SDGsに貢献している「SDGsアクセサリー」を取り入れている企業ではどのようにSDGsを取り組んでいるのでしょうか?

 

実際の事例を見ていきましょう☆

 

①ブリアンサエラ

「煌めく瞬間 ブリアンサエラ」がコンセプトの「ブリアンサエラ」

 

ブリアンサエラではSDGsジュエリーの取り組みとして、

・ジュエリーのリフォームフェア

・ブリアンサエラダイヤモンド専門の技術者の発掘をして雇用の安定

・天然真珠や養殖真珠の問題、現状を伝える ことをしています。

 

ブリアンサエラダイヤモンドは、他のブランドとは異なり200面という極限の面数にカット。

そのカットは一流の食品がひとつひとつ緻密な手法を凝らし生み出しています。

 

そんな独自の技術を次の世代へと渡していくのも立派なSDGsの活動のひとつなんですよ。

 

また真珠の原料になるアコヤガイの生産や現状についても積極的にメディアなどで拡散することで、問題提起をしています。

その上で、真珠の恩恵にあやかり感謝の気持ちを持ちながら販売しているのが特徴のSDGsジュエリーブランドです。

 

ブリアンサエラのSDGsについて詳しく知りたい方はこちらをチェック☆

ブリアンサエラのSDGsへの取り組み

こちらではブリアンサエラの想いがつづられています。独自の手法をもって受け継がれているブリアンサエラダイヤモンドの画像もあるので、気になった方はこちらから確認してみてくださいね。

 

 

②K.uno(ケイウノ)

結婚指輪や婚約指輪を中心にオーダーメイドジュエリーが作成できるアクセサリーブランドの「K.uno(ケイウノ)」

 

日本にあるジュエリーブランドの中でも特にSDGsに力を入れているのが特徴のブランドです。

 

「K.uno(ケイウノ)」ではSDGsジュエリーの取り組みとして、

・ネパールの村に明かるを届けるという目的で軽水力発電の導入を実現するためにクラウドファンティング

・次世代を担うクリエイターたちへの育成支援として革製品とワックスの寄付

・ワックス(ロウ)の再生利用

・労働環境改善のためにカドミウム、ニッケルフリーを導入

・生産過程で出る排水液の水質管理

・個人のライフスタイルに合わせて働けるように独自の働き方改革制度を導入

・ジュエリーのリフォーム

・すべての人に健康と福祉が行き届くように利益の1%を「日本ユニセス協会」と「国境なき医師団」へ寄付

・動物が幸せに暮らせる社会を目指して動物福祉団体への売り上げ寄付 をしています。

 

すごい量の取り組みをしていますよね!

その取り組みの努力もあって、外務省のホームページでもSDGsに取り込む企業のひとつとして紹介されているんですよ。

 

 

ジュエリーはデザインされているものから、自分でフルオーダーメイドできるものなどさまざま。

 

ジュエリーリフォームを以前からやっていたこともあり、ヒアリングも丁寧で従来のジュエリーを満足できる形で残せると人気のSDGsジュエリーブランドです。

 

③「RITZ GLANDE」

ブライダルジュエリーなどを中心にさまざまなジュエリーを提供しているブランド「RITZ GLANDE」

 

RITZ GLANDEではSDGSジュエリーの取り組みとして、

・ジュエリーのリフォーム

・独自のSDGsチェックをする ということをしています。

 

ジュエリーのリフォームをすれば、永遠に形が残せて、元々のジュエリーを次世代へと引き継ぐことができる。

そんなジュエリーのリフォームが究極のサスティナブルという考えのもと、SDGsジュエリーを提供しているブランドです。

 

④「KOHSAI」

 

「KOHSAI」はジュエリーパーツやジュエリーを提供しているジュエリーブランド。

SDGsジュエリーにも、SDGsの貢献にも積極的なブランドです。

 

KOHSAIではSDGsジュエリーの取り組みとして、

・使用電力を100%再生可能エネルギーへ全面切り替え

・SDGsに関する社内研修

・ものづくりを通じて、地球環境や全社員への還元 などを行っています。

 

ジュエリー業界では初の取り組みとして「使用電力を100%再生可能エネルギーへ全面切り替え」が導入されました。

 

ジュエリー業界はただでさCO2の排出量が問題視されがち…

そんな中で少しでもCO2排出を抑えたり、再生利用エネルギーを使用することでSDGsへ貢献できるように努めているのが特徴のジュエリーブランドです。

 

他にも「KOHSAI」ではいくつかのサスティナブルな活動を行っています。

KOHSAIのSDGs・CSR

さらに詳しく知りたいという方はこちらかチェックしてみてくださいね♪

 

4SDGsジュエリーからブランドを選んでみるのも◎

いかがでしたか?

それでは今回のおさらいです。

【SDGsジュエリーについて】

・SDGsについて

・従来のジュエリーのデメリットって?SDGsジュエリーとは何か

・SDGsジュエリーのおすすめブランド についてご紹介いたしました。


これから時代はさらにSDGsやサスティナブルな社会へと変わっていきます。
そんな中でジュエリーの選び方も変えてみてはいかがでしょうか?

新しいものを購入するのもいいですが、せっかくならこの機会にリフォームするというSDGsジュエリーを選んでみたりしてみてくださいね♪