2021.02.10

SDGsに取り組む企業TOP100まで大紹介!

最近、国内の企業のホームページでもよく目にする「SDGs」や「サスティナブル」

日本だけではなく世界各国から注目されている「SDGs」に対する取り組みを、国内の大手企業が行っているのをご存知でしょうか?

 

そこで今回は【SDGsに取り組む企業】をピックアップ☆

はじめてSDGsを聞いたという方のために「SDGsとはなにか」「ESGとはなにか」も併せてご紹介いたします。

 

さらに「SGDsに取り組む企業ランキング」をなんと100位まで発表!

誰もが知っている企業が名を連ねているので、見応えたっぷりなのでぜひ最後までご覧ください♪

 

1SDGsってなに?読み方は?

SDGs(エスディージーズ)とは「Sustainable Development Goals(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ)」の略で、日本語に翻訳すると「持続可能な開発目標」という意味になります。

 

2015年9月の国連サミットで採択された世界共通の目標です。

“2030年まで”という期間を設けて、世界共通の目標を国連に参加している国が各々「SDGs」を達成するために頑張りましょう!というのがはじまりになります。

 

ここでまずひとつ押さえておくポイントが、「ゴールを目指しているので、読み方は『エスディージーズ』」となること。

意外と間違えて覚えている方が多いので気をつけましょう!

 

また、多くの方が疑問に思うのが「今までは世界共通の目標はなかったの?」ということではないでしょうか。

 

SDGsを目標として取り入れる以前は、MDGsというものが存在していました。

しかし、こちらは残念ながらあまり国民にも認知されていません。さらに言えば、世界共通の目標ではなく『開発途上国向けの目標』であったため、目標達成度は低いまま終わってしまったんです…

 

そもそも、私たちがいま住んでいる日本は先進国ですよね。

開発途上国ではないので、こちらの目標については自分たちのこととしての認識がなかったことが理由として考えられますよね。

そういった考えが他の国でも一般化していたこともあり、MDGsはなかなかうまくいきませんでした。

 

そこで第三者として開発途上国の目標を支援するのではなく、先進国も全員が「自分たちのこと」として考えられる持続可能な目標をみんなで目指そうという考えが生まれます。

 

そこで2015年9月の国連サミットに繋がります。

先進国だけではなく国連に参加している先進国もあわせて193カ国が「SDGs」の目標を達成しようと決定するのです。

 

さらに「MDGs」の失敗ということもあって、「SDGs」には「MDGs」の内容も多く含まれています。

 

そんな「SDGs」の目標である17の項目が以下の表のとおりです。

No

主題

副題

1

貧困をなくそう

あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

2

飢餓をゼロに

飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

3

すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

4

質の高い教育をみんなに

 

すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

5

ジェンダーを平等に実現しよう

ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを図る

6

安全な水とトイレを世界中に

すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する

7

エネルギーをみんなに そしてクリーンに

すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する

8

働きがいも 経済効果も

包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

9

産業と技術革新の基盤をつくろう

強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る

10

人や国の不平等をなくそう

各国内及び各国間の不平等を是正する

11

住み続けられるまちづくりを

包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

12

つくる責任 つかう責任

持続可能な生産消費形態を確保する

13

気候変動に具体的な対策を

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

14

海の豊かさを守ろう

持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する

15

陸の豊かさも守ろう

陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する

16

平和と構成をすべての人に

持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する

17

パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

 

これらの目標を達成するために、日本も含めて他の国も行動に移します。

その結果、「SDGs」を採択した2年後である2017年にダボス会議でSDGsの巨大な経済効果が発表されます。

 

このダボス会議での発表を受けて経済効果のほかにも、将来を考えた時に私たちが今と同じ生活をしていくなかで「SDGs」はとても重要なものであると国内企業が自覚することになりました。

 

さらに経済効果があったという発表を受けて大きく動き始めたのは国だけではありません。

国内、国外問わずさまざまな企業が「SDGs」の目標達成のために動き始めたんです!

 

それでは、そんな「SDGsに取り組んでいる企業」について実際に目を向けてみましょう。

 

2SDGsに取り組む企業ランキングを発表☆

それでは実際にSDGsに取り組む企業のランキング見ていきましょう!

今回はこちらの

SDGsへの取り組みの評価が高い企業ランキング2020【全100位・完全版】

サイトを参考に紹介いたします。

こちらのサイトでは今回ご紹介する企業ランキングの他にも、独自の所見やSDGsを取り組む企業の現状なども指摘しているので気になる方は目を通してみてくださいね♪

 

◯1位 トヨタ自動車

映えある第1位は「トヨタ自動車株式会社」

メディアでもSDGs関連の取り組みが積極的な企業として取り上げられることも多いため、トヨタ自動車が1位なのは納得の方も多いのではないでしょうか?

 

なかでも目を惹く取り組みとして注目されているのは「水素エネルギーの多様化」

環境問題に対して積極的に取り組んでいる企業だからこそ、SDGsの取り組みも評価されているのかもしれませんね。

 

《参考サイト》

トヨタ自動車株式会社 SDGsの取り組み

 

◯2位 アサヒビール

第2位は「アサヒビール」

アサヒグループ会社ではサスティナビリティある活動を数多く掲げています。

そのなかでもアサヒビール、特に飲酒に関わる項目を挙げているのがアサヒビールの特徴です。

 

適度な飲酒は生活への潤いとなるかもしれませんが、過度な飲酒は生活も心身も蝕んでいきますよね。

そんな問題に向き合うために、アサヒビールではSDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」という項目をピックアップ。

 

不適切飲酒の撲滅、新たな引用機会の創出を通じた社会的課題の解決について取り組んでいるんですよ。

 

《参考サイト》

アサヒグループホールディングス 責任ある飲酒

 

◯3位 旭化成

第3位は「旭化成」

旭化成でも他のトヨタ自動車やアサヒビールと同様に、独自のサスティナビリティを掲げて侍読可能な社会につながる取り組みを行なっています。

環境の共生、健康で快適な生活、基盤的な活動などそれぞれの項目でSDGsを関連付け取り組んでいるのが特徴です。

 

《参考サイト》

旭化成グループのサスティナビリティ

 

◯4位~10位まで一気にご紹介!

1位から3位までは誰もが耳にしたことのある大手企業ばかりでしたね。

メディアでも積極的にSDGsの取り組みを発信していることもあり上位に食い込むのも納得…

 

それでは4位から10位まで一気に見ていきましょう!

 

 

「水と共に生きる」がテーマのサントリーをはじめ、3位にランクインアサヒビールのグループ会社カルピスなどもランクインしました。

 

カルピスでは子ども向けにSDGsの移動教室を行ったり、カルピスを寄付したり…など具体的なSDGsの取り組みが特徴。

 

10位までは飲食に関わる企業が多いなかで、ユニクロでは全商品のリサイクル活動や難民の自立支援など海外に向けてのアプローチが多くなっています。

 

このように10位までにランクインしている企業では、それぞれの企業が明確な取り組みを行っているのが特徴です。

企業名 参考サイト 得点
サントリー サントリーグループのサスティナビリティ・ビジョン 15.7
パナソニック パナソニックのSDGsへの取り組み 15.3
イオン イオンモールのSDGs 15.2
エネオス エネオスグループのCSRマネジメント 14.8
ユニクロ UNIQLO サスティナビリティ 14.7
カルピス アサヒグループのサスティナビリティ
こどもSDGsスクール
14.1
サッポロビール サッポログループのサスティナビリティ 14.1

 

◯12位から100位まで一気にご紹介!

それでは12位から100位まで一気に見ていきましょう!

企業名

得点

キリンビール

14.0

キヤノン

13.8

住友林業

13.6

ヤクルト

13.6

花王

13.6

味の素

13.6

キッコーマン

13.6

TOTO

13.5

伊藤園

13.5

NTTドコモ

13.3

ヤマト運輸

13.3

森永製菓

13.3

日本コカ・コーラ

13.3

日清食品

13.2

ヤフー

13.1

東レ

13.0

富士フイルム

13.0

ハウス食品

12.9

NEC

12.8

カゴメ

12.6

本田技研工業

12.6

カルビー

12.5

ヤマハ

12.5

日本マクドナルド

12.4

ネスレ日本

12.2

ミズノ

12.1

ダイキン工業

11.8

味の素AGF

11.8

JR東海

11.8

ブリヂストン

11.6

キユーピー

11.6

ワコール

11.6

トヨタ紡織

11.6

トヨタホーム

11.6

ANA

11.5

セイコー

11.4

モスバーガー

11.3

無印良品

11.3

マツダ

11.3

ソフトバンク

11.2

アマゾン

11.1

オリエンタルランド

11.0

コスモ石油

11.0

INAX

11.0

武田薬品工業

10.9

中部電力

10.9

日本マイクロソフト

10.9

ローソン

10.8

明治

10.8

エーザイ

10.7

ソニー

10.6

東芝

10.5

イトーヨーカドー

10.5

大和ハウス工業

10.5

日本航空

10.5

SUBARU

10.5

日立製作所

10.3

島津製作所

10.3

ユニ・チャーム

10.3

KDDI

10.2

スターバックス

10.2

NTT

10.1

富士通

10.1

ダイハツ工業

10.0

大王製紙

10.0

オリンパス

9.8

昭和シェル石油

9.8

神戸製鉄所

9.7

日本製紙

9.7

コマツ

9.7

YKK

9.7

住友商事

9.6

京セラ

9.6

クボタ

9.5

JR東日本

9.5

ファミリーマート

9.4

セブン・イレブン

9.4

スズキ

9.4

みずほ銀行

9.4

伊藤忠商事

9.4

日本生命

9.3

JTB

9.3

オリックス

9.3

シャープ

9.3

JR西日本

9.2

田辺三菱製薬

9.2

三菱重工

9.2

カシオ計算機

9.2

UCC上島珈琲

9.2

 

100位だからといってもザッと見ただけでも、誰でも名前を知っている企業が多かったのではないでしょうか?

「SDGsって難しそう」「環境を守るために私たちにできることはない」とは考えずに、それぞれの企業が自分たちの強みに合わせてSDGsへと取り組んでいます。

 

あくまでも今回のランキングは取り組みの良し悪しではありませんが、どれだけSDGsという取り組みを世間に公表しているのか、公表した上で実践しているのかなどの指標にはなります。

 

気になった方はメーカーのHPなどから実際の取り組みを確認してみてくださいね♪
 

3 SDGsの取り組みは企業によってさまざま!

いかがでしたか?

 

今回ご紹介した内容のまとめです。

【SDGsに取り組む企業のランキング】

・SDGsとは?

・ESGとの関係について

・SDGsに取り組む企業ランキング1位から3位

・SDGsに取り組む企業ランキング4位から10位

・SDGsに取り組む企業ランキング12位から100位 について解説してきました。

 

今回ご紹介した企業はどれも名だたる企業ばかりで、誰もが一度は耳にしたり目にしたことがある企業ばかりだったのではないでしょうか?

 

SDGsの取り組み方は十人十色。

さまざまなものがあります。今回ご紹介した企業の他にもノハムでは、飲食業界、アクセサリー業界、ファッション業界などの業界別にピックアップした取り組み事例もご紹介しています。

気になった方はぜひそちらにも目を通してみてくださいね♪

 

最新SDGs企業ランキングと調査15事例

こちらは今回ご紹介した企業の取り組み事例を調査したサイトです。

SDGsの認知度調査などの結果を含めて解説しているので、さらに詳しいデータが知りたい!という方にはおすすめのサイトです。

 

 

2020年SDGs企業ランキング発表

こちらはSDGsと関わりのあるESGを絡めて、SDGsの取り組みを独自の偏差値で目視化しまとめたサイト。

今回ご紹介しきれなかった企業の取り組みや、どの企業がESGのどの部分に力を入れているかをわかりやすく表にまとめられているので気になる方はこちらも参考にしてみてくださいね。
 

《参考サイト》

SUSTAINABLE DEVELOPMENT REPORT(193の国連加盟国全てのランキング)

イラストでわかるESG投資