2020.02.02

SDGsに貢献できるおすすめアクセサリーブランドを紹介します

「SDGs」「サスティナブル」「持続可能な開発」など…

最近はこういった言葉を見聞きすることが増えたのではないでしょうか?

 

世界各国や企業でも力を入れて取り組んでいる「SDGs」

そんな「SDGs」の流れはアクセサリーを取り扱うブランドでも注目されて、新たに開発されています。

 

そこで今回は「SDGsアクセサリー」をピックアップ★

「SDGsについて」「SDGsアクセサリーについて」「おすすめのSDGsアクセサリーブランド」など幅広くご紹介するので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

 

1まずは「SDGs」を理解することからはじめよう

まずは「SDGs」についての掘り下げていきましょう。

 

SDGs(エスディージーズ)とは、「Sustainable Development Goals(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ)」の略。

日本語では「持続可能な開発目標」という意味になります。

 

SDGsはみんなで達成する「世界共通の目標」

 

2015年9月の国連サミットで採択された世界共通の目標である「SDGs」
2030年までを一区切りとして、国連に参加している国が各々この「SDGs」を達成するために取り組みましょうと決定されました。

 

SDGsが採択される以前は、開発途上国向けの目標であるMDGsというものがありました。
しかしこちらはあまり芳しくない結果を残すことに…

私たちがいま住んでいる日本は開発途上国ではないので、こちらの目標については自分たちのこととしての認識がありません。
それは一般企業でも、私たち一般人でも同様です。耳にしたことがない方が多いのもそのせいではないでしょうか?

そういった考えが他の国でも一般化していたこともあり、MDGsは結果を残せないまま期限を迎えてしまったのです。
そこで、先進国も全員が自分たちのこととして考えられる持続可能な目標をみんなで目指そうという考えが生まれます。

そして現在の「SDGs」につながります。
 

さらに、2015年の国連サミットで「SDGs」を採択した2年後である2017年にダボス会議でSDGsの巨大な経済効果が発表されました。

このダボス会議での経済効果の発表を受けて、日本ではこの「SDGs」を民間企業でも取り入れようという積極的な動きが始まります。

 

その結果、今私たちが生活する中で「SDGs」という言葉を目にしたり、耳にする機会が増えることになりました。

 

そんな「SDGs」で設定されている目標について目を向けてみましょう。

SDGsでは「誰も置き去りにしない」世界を目指して大きく17の目標が設置されています。

No

主題

副題

1

貧困をなくそう

あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

2

飢餓をゼロに

飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

3

すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する

4

質の高い教育をみんなに

 

すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

5

ジェンダーを平等に実現しよう

ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを図る

6

安全な水とトイレを世界中に

すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する

7

エネルギーをみんなに そしてクリーンに

すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する

8

働きがいも 経済効果も

包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

9

産業と技術革新の基盤をつくろう

強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る

10

人や国の不平等をなくそう

各国内及び各国間の不平等を是正する

11

住み続けられるまちづくりを

包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

12

つくる責任 つかう責任

持続可能な生産消費形態を確保する

13

 気候変動に具体的な対策を

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

14

 海の豊かさを守ろう

持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する

15

陸の豊かさも守ろう

陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する

16

平和と構成をすべての人に

持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する

17

パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

 

といったように大きく分けて17の目標があります。

これらを踏まえた上でファッションやアパレル業界でも「SDGs」に対する取り組みがはじまりました。

 

「SDGsアクセサリー」は未来を豊かにするためのアクセサリー

昨今のファッション業界ではブランドものよりも、大量生産・大量消費があらゆる場面で重視されてきました。手元にある洋服も何万円もするものよりも、低価格で求めやすいものを選択する人が多いのではないでしょうか。それはアクセサリーも同様です。

ファッションやアクセサリー業界ではトレンドやニーズが重要のため、大量に生産してコストを抑えるという方法が主流になってしまいました。

 

その結果、ファッション業界は世界中の生産業の中で3番目に水や空気に悪影響を与えていると指摘されてしまうことに…
 

そこで注目されているのが「SDGsアクセサリー」です。

10年後、100年後、もっと先の未来に、豊かで持続可能な社会を実現するために考えられたアクセサリーのことを「SDGsアクセサリー」といいます。

 

「SDGsアクセサリー」を提供するブランドの特徴はそれぞれ。
SDGsのそれぞれの目標に貢献できるように、ブランドが独自に取り組んでいるんです。
そのため、具体的に「SDGsアクセサリーとはコレ!」といった定義ができません。

ですが、それぞれのブランドがこだわってSDGsアクセサリーを提供しているので品質も◎
それでは実際にSDGsアクセサリーを販売・提供しているブランドをみていきましょう!

 

2SDGsアクセサリーを販売しているおすすめブランド3選

 

ファッション業界で徐々に取り入れられているサスティナブル化。

SDGsに貢献している「SDGsアクセサリー」を取り入れている企業ではどのようにSDGsを取り組んでいるのでしょうか?

 

①独自のサスティナブルな活動が特徴の「K.uno(ケイウノ)」


結婚指輪や婚約指輪を中心にオーダーメイドジュエリーが作成できるアクセサリーブランドの「K.uno(ケイウノ)」

 

日本にあるアクセサリーブランドの中でも特にSDGsについて力を入れているのが特徴です。

 

ブランドの特徴として、母や祖母から受け継いだジュエリーをリフォームして再利用したり、一からアクセサリーをつくるというオーダーメイドが魅力的。

 

ブライダルジュエリーのほかにも、ネックレスや時計、タイピンなども販売しているので気になる方は店舗へ足を運んでみてくださいね。

 

K.uno

こちらのサイトでは「K.uno」のSDGsに対しての取り組みについてまとめられています。

実際の写真も載っているので、どのような活動をしているのか気になる方はこちらからチェックしてみてくださいね♪

SDGs貢献に多く協力しているので、きっとホームページをみて驚くこと間違いなし!

 

「K.uno(ケイウノ)」のSDGsの取り組み

取り組み

内容

エネジュエリー

・「ネパールの村にあかりを届けたい」という思いから軽水力発電「Cappa」を導入

・クラウドファンティングの実施

革素材の寄贈

・「次世代を担う若きクリエイターの育成支援」のために無償で「文化服装学院」に革素材を寄贈

再生ワックス寄贈

・ジュエリーやアクセサリーの原型をつくるためのロウ素材「ワックス」の端材を再生利用

・二次利用可能になったものを「山脇美術専門学校」に寄贈

カドミウム・ニッケルフリー

・製造環境の向上や健康上の安全の徹底

・ロウ材で使用するカドミウムとニッケルを除外

・健康被害の発生する恐れのある物質をできる限りゼロにする

排水液の水質管理

・製造過程で発生する各洗浄液など排水液をすべて中和し、環境保護に努める

オーダーメイド勤務制度

・個人のライフスタイルに合わせて働ける「あいち女性輝きカンパニー」の認証を取得

ジュエリーリフォーム

・既存のジュエリーをリフォームして再生利用

募金活動

・利益の1%を「日本ユニセフ協会」「国境なき医師団」へと寄付

・「スマイルアニマルプロジェクト」を実施し、動物福祉団体への売り上げ寄付

 

②自分で作れるアクセサリーが魅力の「大王製作所」


アクセサリーのパーツ販売、オリジナルグッズ製作、ジュエリー販売、体験ギフトなどを提供している「大王製作所」

こちらでもSDGsアクセサリーが提供されています。

 

「大王製作所」が他のSDGsアクセサリーブランドと異なる点は、オリジナルグッズを制作できたり、パーツ販売をしていることから自分で好きなようにアクセサリーを作成できる点です。

 

同じようなデザインであってもSDGsアクセサリーのパーツを提供している「大王製作所」で自分の好きなようにアクセサリーを作成できるのは最大の魅力♡

 

オリジナルグッズも作成可能なので、アクセサリーの他にもエコ雑貨も作成可能。

キャラクターなどを自分で作って、オリジナルグッズを作成してみてはいかがでしょうか?

※既存のキャラクターを使用してのグッズ製作は、版権に違反するため不可。

 

また地方創生コラボとして各地でワークショップも開催しているので、親子でSDGsアクセアリーをつくってみるのも楽しいかもしれませんね♪

 

「大王製作所」のSDGsの取り組み

取り組み

内容

ISO14001を取り入れる

・3R(リデュース・リユース・リサイクル)活動

・不良品を造らない仕組み作り

有害物資対策

・鉛フリー化を推進

・バイオマス(植物由来)プラスティックの採用

動物愛護・保護

・本物の毛皮ではなく擬似の毛皮(フェイクファー)を選択

新しい働き方

・東京都TOKYO働き方改革宣言奨励金を活用した働き方改革の推進

・個々のライフスタイルに合わせた働き方の導入

 

③今の時代だからこそ立ち上がったブランド「SOKO」

「SOKO」は開発途上国の女性への経済的サポートをしていという想いから立ち上げられたSDGsアクセサリーブランド。

 

まさに時代に合わせたアクセサリーブランドですね!

 

高いデザイン性と革新的なアイディアで作られるアクセサリーは、ケニアの職人たちによるハンドメイド。

環境に配慮した材料を使用しているので、耐久性・魅力的なデザインが特徴です。

 

「SOKO」は『Fashion a better world』をコンセプトに、造り手とカスタマーのつながりを大切に、開発度上国の女性とにファッションインダストリーをより魅力的にするために日々進化しているブランドです♪

 

大手通販ショップ(URBAN RESEARCH)や一部店舗にて「SOKO」のアクセサリーが購入可能です。

 

アメリカサンフランシスコ生まれのエシカルなアクセサリーブランド“SOKO”

こちらのサイトでは「SOKO」のアクセサリーの写真や購入リンクが貼ってあるので、実際に気になる方はこちらからのぞいてみてくださいね。

 

3アクセサリーで「SDGs」に貢献を♪

いかがでしたか?

それでは今回のおさらいです。

【SDGsアクセサリーについて】

・SDGsとSDGsアクセサリーについて

・SDGsアクセサリーのおすすめブランド についてご紹介いたしました。

 

アクセサリーを取り扱う日本ブランドでも、SDGsに力を入れて取り組んでいる企業が多い印象でした。

それぞれが工夫をして、どうしたらSDGsに貢献できるかなどがよく考えられて取り組んでいましたね。

 

オーダーメイドやジュエリーリフォームを検討している方は「K.uno(ケイウノ)」

自分でアクセサリーを作ってみたい方は「大王製作所」

ケニアでハンドメイドされているまさにSDGsなアクセサリーを身につけたい場合には「SOKO」などのように、それぞれの目的に合わせてアクセサリーブランドへと足を運んでみてもいいかもしれませんね。

 

この機会にぜひ「SDGsアクセサリー」を身につけてみてくださいね♪

 

《参考サイト》

エネジュエリー(ケイウノ)

革素材の寄贈(ケイウノ)

再生ワックス寄贈(ケイウノ)

カドミウム・ニッケルフリー(ケイウノ)